アングルファインダーを整備する


格安にアングルファインダーを分けていただいた。
そして、アングルファインダーが、固定できず使いづらい場合は、 接合部を分解して整備すると良いとも教えていただいた。
実際、私の手元にやってきたアングルファインダーは、外観もファインダー内も 予想以上に美しいものだったが、カメラにセットすると、 ぐるぐる回ってしまって使いづらい。
そこで、接合部を分解することにした。

ねじをはずす
写真矢印のねじを3本ともはずす。
あれっ?
すると角度によっては黒いしみのようなものが見える。
このしみのようなものはこの写真で感じる以上に端のほうにあり、 先にはずした部品がある状態ではまったく見えないし、 もちろん使用時にもまったく見えない位置にある。
だから、そのままでも害は無いのではあるが、 やっぱり気になるから掃除することとした。
この小ねじを取る
サイドにある小ねじをはずす。
このねじは足が非常に短いので注意が必要。
また、後に気づいたのだが、この小ねじは、外してしまう必要は無かった。
緩めるだけでOKであった。
矢印がばね
キャップ状のリングをはずすと、 中からリング状の部品が二個出てくるが、 この内の一枚(写真の赤矢印のもの)が板バネになっている。
これで締め付けトルクを調整できる。
適当な硬さになるようにキャップ状のリングを締め付け、 その位置がずれないように先の小ねじで留めているのである。
虫?
ここまでは、概ね予想どうりであったが、ここで大びっくり!
しみだと思っていた黒いものはなんと虫だったのである!!!
野山で使う機会の多い機材ゆえの出来事でしょうね。
虫君は体液で張り付いていたので、それをそっと剥がし取り、 レンズ面をEEクリーナーで掃除した。
小さい
出てきた虫君。
鉛筆と比べるとその小ささがわかる。
昆虫図鑑で調べてみるが、よくわからなかった。
ヒメマルカツオブシムシかなぁ?一番似ているのは…
しかしそれでも2.5mmあるって書いてあるし。
ヒメマルカツオブシムシ君なら、マーガレット畑にいるんだそうだ。
素敵な場所を住処にしてるのになんで鰹節虫なんだろう?謎→命名者

無事、くるくる回る不都合も解消して、ばっちり整備できました。
後は機材が喜ぶようにたくさん使って、(ここまでは、まぁ出来るかな)
素敵な写真を撮る事ですね。(これがなかなか難しい) がんばれっ!。→自分。

2003.6.21.


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