ギターのペグを付け直す


長男のおかげで、久しぶりに使ってもらえるようになったYAMAHA FG122。
が、ペグの木ネジの穴が大きくなっちゃて、ペグがきちんと固定されていないことが判明。

がーーーーん。

とりあえず、ホームセンターへ行くも、サイズの合う木ネジはなかった。

がーーーーん。

しかしさすが、日本の誇る世界のYAMAHA!  本社へ問い合わせると、現在もパーツとして扱っているとのこと。

凄ぉーーーい。

30年も前のギターなのに。しかも廉価版のギターなのに。 やっぱり成功する会社はこういうところが違うなぁ。と感心。
値段は6個で120円。地元の楽器店からパーツとして取ってもらったので、送料もなし。
実際の作業は、予め、楽器作りの達人の鶴田さんに教えてもらっておいたので、迷うことなく進められた。
鶴田さんのページは、ここ(弦楽器製作・修復・19世紀ギターのクレーンホームページ)。おすすめ。
さびてる
外す
錆びているネジでも、緩んでいないものは外さないこととした。
結局、写真の3本だけ新しいネジと交換することとした。
指盤
年季の入った指盤。味があるんだか汚いんだか。汚いのかな?やっぱり。
爪楊枝を刺す
木工用瞬間接着剤で、先を切り落とした爪楊枝を刺して、貼り付ける。
このまま一日放置。
面を揃える
翌日、爪楊枝を切り落とし、彫刻刀で面を揃える。
その後、錐でちょっと穴をあけておく。
ねじ
ねじ
純正(^_^)のネジでペグを留める。
できあがり
できあがり。
ついでに、下ゴマも換えようかと思った。
付いているものは樹脂製でなおかつ変な溝が出来てしまっているから。
みぞ
たまたま牛骨製のコマを持っていた。
牛骨
写真の上が牛骨。下はオリジナル。ちょっと形が違うけど、丁寧に作業すれば同じ形に削れるかな?
と思った。が、念のため、いったん削る前に、ギターにつけてみた。
そしたら、驚き桃の木山椒の木。
全然、音色が違う!なんだかパカパカ鳴るような、かるーい音。
これは絶対オリジナルの方が良いーーーっと思った。
それで急遽、牛骨化作戦は中止。
こんな部品一つでも全然音が変わっちゃうものなのねぇ。
勉強になりました。


2005.10.12.


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