ヘッドを飾る


ボディの乾燥を待つあいだにほかの部分を作ることとする。

まずは、やっぱせっかく自作するんだから、かっちょいい方がいいよなと思いヘッドを飾ることにした。

最初にヘッドの木が真っ白でそっけないので枠をつけることにする。

チーク材の角材を買ってきた。なんと1mm×1mm×900mmで25円!チーク材は高級なので普通は高いのだがここまで細いとお安いのであった。25円でかっちょいい飾りをつけるぞぉ!

角材を曲げるには、普通はビンディングアイロンというマシーンを使うらしい。(←今回らしいが多いなぁ)
が、そんなものは持ってないので、ここは愛用の半田ごてを吸盤式バイスで固定した。

そこへ湿らせた角材、といってもマッチ棒程度のものを押し当ててやさしく力を加える。
マッチ棒なんて見たことない?!あ、これまた失礼しました。

写真をとるため左手が写ってないが、作業は両手でそっとする。

うまくいくと上みたいな感じ。加熱しすぎると、こんな風(↓)。焦げてる…。

力を入れすぎると当然折れる(↓)。

この木を曲げる作業は、はんだ付けと似ていた。ちょっとだけ力をかけて待っているとある瞬間にふっと曲がっていくのだ。折ったのも焦がしたのもこの一回限り。こつさえわかれば、さほど難しくはないと思った。もちろん、この太さの木に限っていえば、である。

同時にヘッドのほうも彫刻刀で削る。硬くて大変だが、飽きたら(集中力がなくなったら)作業は翌日にして、数日かけて丁寧に溝を作る。隙間ができるとかっこ悪い。こんな感じで削っていく。

しかし、こんなところ勝手に削っていいのかなぁ?
三味線の場合、天(ヘッド)に傷がつくと音が悪くなるからと、普段は帽子を被せておくくらいなんだけどなぁ?ま、気にしない気にしない。

一本づつ貼っていく。やや枠側の木がはみ出る程度に溝を作り、乾燥後サンドペーパーで均一になるように磨く。固定は付属の輪ゴムをきつくした後で、子供の積み木を挟み込んでさらに締めた。
この積み木は今後完成までサンドペーパーの芯として大活躍することとなった。多謝。


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